2019年
- Kosaku Toyoshima
- 2019年12月30日
- 読了時間: 5分
今年もお世話になりました!
先日のイベント、「BMIAカフェ〜「今勤めている会社も、いずれオンラインサロン化するかも?」な時代に向けて準備を進めるワークショップ」にて、今年の活動報告もお届けしましたが、今年はこれまでとは違う方向性に可能性が見え始めた年でもありまして、ご支援頂いた各方面の関係者への感謝の気持ちも込め、足早2019年振り返りをお届けしたいと思います。
今年、久しぶりにコンタクトが開通した方も何名かいらっしゃるので、「最近豊島何してたの?」というご連絡にもなればと思います!
まず、2019という数字、これ半素数で字面的にも美しい、割り切れるようで、割った2つの数字は割り切れない、という、割り切れなさと、割り切れた感が共存する稀有な数字の列でもあります。
敬愛する菊地成孔先生の率いるバンド、DC/PRGのライブ冒頭MCでも言われていた「11は美しい数字、なぜなら11は素数で、1が2つ並んでいる。10周年よりも11周年を祝うべきだ」自分も来年で会社員生活11周年目なので、何かしらのシンクロニシティを見いだせればと思う次第です。
2020は、これはもう2でも4でも5でも10でも何でも割り切れちゃうので、みんなが色々なことに「割り切りまくる年」になるんだと思いますが、次の年の2021はまた半素数なので、2019〜2021は、割り切れない想いを割り切りまくって、また割り切れない想いにさいなまれる、こんな占い三ヶ年計画、あまり見たこと無いですが、みなさんのその「割り切れない想い」それは墓の下まで持っていくものもあれば、まあ来年2020に乗せて割り切れるものもありますよね。
そんなわけで前フリ長くなりましたが、
今年の1月、「知的衝動探求」と題した勉強会を某社さんから依頼いただきまして、それが元で、勤めている会社から表彰されました。

(賞状の日付5月ですが、1月の取り組みが表彰)

3月は、BMIAキャリア分科会主催のイベントで、こちらはワークショップ・コンテンツ開発全体のファシリテーションをFORTHメソッドで進行させて頂いて、あまつさえ中盤コンテンツの進行も勤めさせて頂き、ワークショップ企画考案・設計開発・運営進行の大変な糧とさせて頂きました。

このイベントは、BMIAの会報にもアーカイブ化されました。
(レポートの文責が自分なので、まあ自作自演なんですが、2つテキスト文案お送りして、編集の片岡峰子さんにうまい具合にマッシュアップして頂きました)

今年の自分の仕事で、「イノベーション」と名の付く仕事は少ないですが、その中でも大きい塊の仕事がこちら、敬愛する師の一人、Gijs van Wulfen著書を用いたワークショップ、コンテンツの開発協力です。

中身は、言ってしまえばワークショップのスライド作りなんですが、感覚的には写経ですね。ちなみに元ネタの書籍は邦訳出版企画が立ち上がってます。

夏は、ビジネススクール、IEさんからご依頼頂いて、オープンハウス(入学希望者向けの学校説明会的なイベント)にてチームビルディングセッションをご提供しました。

現役MBA教授にならんで私の顔写真とプロフが載ってるのがなんとも笑えます。
(英語版スクリプト作成にご協力頂いた小林諒さんに多大なる感謝を)

あとは、勤め先の会社で「起業家クラブ」の立ち上げにちょっとだけ協力したり
会社の中で「起業家クラブ」とか言って「お前ら辞める気なのか!?」と、いやいや落ち着いてください、福利サービス公認のサークルなんで、スポーツ関係の部活動とかそういうのと一緒ですよ、みたいなね。

色んな幸運が重なって、撮影機材(カメラ+ジンバル)を充実させる機会にも恵まれまして、
こんな動画の撮影・編集もはじめました。

あとは、今年の自分が一番力んだ仕事と言えば、こちらの「クリエイティブ」の練習帳、の出版記念イベント。

こちらはConcept Baseのアーカイブ記事にもなってます。
これ以外だと、昼間は製造業のB2Bマーケティング強化施策(というか思索)に奔走したり、夜は昨年のモダン・ポリリズム講座に引き続き某音大の楽理初等科に入学し、ケーデンスの勉強が楽しくなって笑い転げながらピアノ弾いたり、トランペットを用いたビーバップ技法習得に精進したり、休みの日は息子を連れてソルフェージュ&リトミックを一緒に習得したり、と相変わらず暇な日々を送ってますが、昼の仕事のログは変わらず取り続けてまして、

新たに追加した項目は、この赤枠で囲った「自己起点か?他者起点か?」「(その仕事は)探索的か?遂行的か?」で、
探索的か、遂行的か、これは言い換えればイノヴェイティヴか、エグゼキューティヴかなのですが、これをマトリクスで取ると

こんなイメージになるな、と

それでこの三年のデータをグラフにしてみると、これは年度なので2019はまだあと約三ヶ月残ってますが、まずは全体的に労働時間減ってる、のは置いといて、「探索的」な仕事が増えたのは自分で言うのも何ですが楽しい傾向かと思います。
あとは、「誰かのための仕事か」「自分がやりたいと思った仕事か」
これは究極的には区別できませんが(初めは楽しくて、こなれてやらされ仕事に、みたいな例もありますし)、それでもこうやって自分の足跡の推移を見ていると、「比率的には探索的な仕事の多かった年」なんだなぁ、とは思います。

会社・企業の「スタッフ部門」なんてところに長らくいると、「昨日のお客さん」が「今日の仕事のパートナー」になっているケースも多々あるわけで、それもあってBMCを曲げてみたのですが、あらためてこの円環の中で生きているところもあるなぁ、と思ったわけですが、
これだと経済発展しないじゃん?って、
資源は閉じたシステムの中の循環で、エネルギーや意味は開放系ですからね、たとえ円環が閉じていても、その中で意味が深化していけば、人生を面白おかしく生きる上では充分、と思ったわけですよ。
先日のイベントのテーマは
「企業・転職(転社)以外のオルタナティヴ、会社への帰属のあり方」
ってのを考えよう、ということだったのですが、自分が属する色んな共同体との関係性と、この閉じた円環(意味やエネルギーは開放系)で捉え直してみると、たとえある共同体から離れた位置にいても、ある人との結びつきには何かしらの縁を感じたりして、それはその人がある共同体にいようがいまいが、ある面では関係ない、なんてことも改めて思ったりもしたわけです。
ということで、個人的には色んな関係性にあらためて感謝の念を頂いた一年でしたが、来年は「割り切れまくる年」ですからね。今年ひどい目に会って、嫌なことがあった人でも、一旦そこは割り切って、再来年にはまた割り切れない年が来るんで笑、「割り切れないことが押し寄せることを予見して、割り切りまくる」なんて年を送ることができれば、と切に願います。
それでは良いお年を!
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