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GarageBandで(そこそこ)迫力あるドラム・デモを作成する方法

  • 執筆者の写真: Kosaku Toyoshima
    Kosaku Toyoshima
  • 2018年6月12日
  • 読了時間: 4分

更新日:2019年11月4日

ジャズ・アーティストの豊島考作です。


本日は、iPhone/iPadのネイティブ楽曲制作アプリ、Garagebandで(そこそこ)迫力あるドラム・デモを作る方法のご紹介です。やり方は至って単純で、他のDTMソフトでも型は同じと思います。


いきなり余談ですが、巷には色んな楽曲制作アプリがあって、鼻歌入れるだけでケーデンスまで自動で付けてくれるアプリなんか出たときは二度見しました、、

なんというか、テクノロジーの進化は人の根源的な欲求にほんと正直です。


「音楽をやるのに、楽器演奏できる必要なし!」と言われて久しいですが、同じ時間と空間を共有するバンド活動は何ものにも代え難い楽しみ、でもあります。


そんなバンド活動に身を投じておられる皆様、デモを作って事前に配り、いざリハーサルへ!という方も多いかと思いますが、(まあ、細かいニュアンスはリハで合わせながら、とは言え)デモのニュアンスやダイナミクスの表現の幅が広がれば、イマジネーションがより一層エクスパンシヲン、てなもんです。


、、前置きはここまでにして、実際どうやるか、というのがこちらです。



タイトルにもありますが、いじるのはダイナミクスの司令塔、ドラム・トラックです(ドラムは楽曲のパルスを支配するとよく勘違いされますが、ドラムが支配するのはダイナミクスです。ちなみにパルスを支配するのはベースです。)


やり方はいたってシンプルで

  1. ドラムを打ち込む

  2. そのドラムを別のトラックにコピペし、違う音色のドラムキットに変更する

  3. 2つのトラックのパンを振る

  4. それぞれコンプレッサーをかける、お好みでアンプシミュレーターも通す

だいたいこんな感じで、1つのトラックでドラムを演奏しているよりも簡単に迫力が増す、と思います。


ハウス・ミュージックのビートメイカーには常識かもしれませんが、キックの音だけで何トラックも使ってたりするんですよね、、、これを知ってから、ちょっと応用してみたら効果抜群だったのでそれ以来デモ制作ではこのやり方をしています。


ちなみに、このやり方でいくら迫力を出しても、基本のドラムのフレージングがやっぱり大事ですので、、悪しからず。ノートの一つ一つのベロシティやクオンタイズを細かくいじった方がやっぱり自然な感じになります、、


あと、ドラムのトラックを増やすほど、やっぱり音色に奥行きも出ますが、調子に乗ってドラムをどんどん増やしてると、ほかの楽器や、全体のバランスが収拾つかなくなりますのでそこもご注意ください笑


こんな感じの作業を繰り返して作った「SIREN」という曲がこちらです。

ストリーミング・サービスに入ってない方はこちらで視聴できます


、、、ここまで偉そうに書いときながら、今更気づきました、、

これ、マスタリングミスってます、、すいません


言い訳させて頂くと、楽曲が一応完成したのが5年くらい前。今回配信に当たってミックスダウンするために久しぶりに楽曲のプロジェクトデータを開けたんですが、この5年の間にGaragebandのアップデートが施されていて、5年前のセッティングが反映されてなかったみたいで、、、


やっぱり、1人で何でもかんでもやろうとするとロクなことが無いですね。

(納得いくマスタリングが出来たものは、いつかリマスター版としてリリースします、、)


言い訳ついでに、


自分で自分の楽曲解説するのは何だか恥ずかしい気持ちもあるんですが、この曲作った当時、ワタクシ五反田と目黒の間くらいに住んでおりまして、近くに幹線道路があるもんですから救急車の往来が結構多かったんですよね。

そのサイレンがある日ちょっと変な感じでオスティナートに聞こえちゃって、あとは当時ハマっていたJojo Mayerのドラムフレーズ丸パクリしながら、「もしJojo Mayerがスラッシュ・メタルに傾倒したらこんなドラミングになるんじゃないか、、?」

というのを妄想しながら打ち込んでいました。そんな曲です。お聞き頂けると幸いです。


ストリーミング・サービスに入ってない方はこちらで視聴できます


遍く人に、NUMBOUTDUB EXPERIENCEを、

豊島 考作

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