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ホワイトカラーは、ダンドリスト

  • 執筆者の写真: Kosaku Toyoshima
    Kosaku Toyoshima
  • 2018年10月17日
  • 読了時間: 4分

更新日:2019年11月8日

ダンドリストって、たぶん最初に言い始めたのは渋さ知らズの不破大輔氏と思いますが、ホワイトカラーの人って段取り仕事が結構な割合占めてると思うわけです。


仕事のログ の投稿でも触れましたが、なんらか打合せで方向性まとめて、、とか、ワタクシの場合はそれが仕事の半分近く占めてるので、いやまあ、かたやジャズ・アーティストを標榜している以上、働いた結果として、何かしらコンテンツを納品物として出したい信条はありますけどね、構造的にフリースタイル・ファシリテーター(寄りの仕事)がプロフィットセンター化してて、ジャズ・アーティストは現状、完全にコストセンターなんで、稼ぎどころの仕事はやっぱ納品物ない、というか極めて見えにくいわけです。


例えばワークショップのファシリテーションを請け負った場合には、目に見える形の納品物は提示しやすいですけど、ファシリテーターはプロセスに責任を持つ、という本質からすると、ある会議のファシリテーションやったとしても、(端的には納品物はTo Doリストとかビジュアル・コンセプトの絵コンテ)になるのかもしれませんけど、やっぱ納品物は指定し辛いですよ。最終的にはプロジェクトリーダーが成果物に対してケツ捲るわけですし。


まあ、何が言いたいかというと、ワタクシの場合、プロフィットセンターの活動はわかりやすい納品物が無くて、コストセンターの活動は納品物が明確という、ある種のねじれ現象が起きているわけですけれども笑(まあ、明確な納品物に対して対価もらう方がわかりやすいじゃないですか)


ホワイトカラーの仕事の割合を段取りが相当量占めている以上、段取りのイズム、というか、ダンドリズム、段取りを極める、なんてのも生き方の一つと思います。


ダンドリスト=ファシリテーター ではないですが、数年前までは、「ファシリテーターは、業務としての受発注が成立しないので厳密な定義は存在しない。」と言われていた状況から感覚的にはだいぶ変わって、まあ、今でもプロジェクトリーダーがファシリテーションの素養を身に付けるべし!とか言われますけどね、やっぱ、ファシリテーターがプロジェクトリーダーを兼任すると、参加者としてはなんかこう、意図的に誘導されてるような錯覚もあるので、それだと軋轢とか生まれやすいですよ。

それなら、プロジェクトリーダーとファシリテーターと意思決定者で分業したほうが健康的ですよね。


「なに、段取りめちゃくちゃ?では、僭越ながら私めがダンドライズして差し上げましょうぞ。まあまあ、そう段取りを恐れずに、ダンドリー・チキンになってしまいますよ。え?私の名前?ただの通りすがりのダンドライザーですよ。」


名うてのコンサルタントも、最終的な納品物は数十枚のパワーポイントのスライドだったりしますけど、本質的にはそこに至るプロセスで真価が発揮されるわけで(それでもパワポ作るのうまいコンサルの方が仕事来やすいですけどね、)そのうち、コンサルタントなんて肩書も使い古されてくると、「国際段取協会認定ダンドリスト」という肩書が名刺に書かれるようになって、「おお、本多工務店のテーマ、私のアンセムです!」という会話が自然になされるようになると、世の中楽しくなってくると思います笑。


手始めにですね、段取りの腕に覚えのある方は、買取専門業者のチラシあるじゃないですか、あのイメージで、「明快段取!」「地域No.1段取!」とかデッカくコピーつけて配れば、結構仕事は取れるかもしれません


あとは、コンサルタントとか、ファシリテーターって言葉もだいぶ定着した感もあって、まあ個人的には音の響きをそのまま受け取れば良いと思う派なので、無理に日本語化はしなくて良いですが、(そもそもワタクシ、カウンセラーとコンサルタントの語源の違いすらわかってませんけどね)意味合い的には、ダンドリストはファシリテーターの役割に近いような気もするので、フリースタイル・ファシリテーターを漢字化するとすれば、「即興的自由型段取技能者」にでもなりますかね、ああクドイ!笑


ではまた!


遍く人に、NUMBOUTDUB EXPERIENCEを、

豊島 考作


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