半自動作曲
- Kosaku Toyoshima
- 2018年6月24日
- 読了時間: 3分
更新日:2019年11月4日
マスクしてると、人目を気にせずアンブシャーの鍛錬が出来ていいよね。
ジャズ・アーティストの豊島考作です。
最近は鼻歌吹き込むだけで一曲完成!というアプリも出回ってて「人の根源的な欲求に対するテクノロジーの進化はすさまじいなぁ、、」と思っておりますが、その昔、ワタクシの楽曲制作環境はこんな感じでありました。

写真の右手に見えているのが、KORGのKARMAというシンセで、キーボーディストでないワタクシにとってはほぼMIDIキーボードと化しておりました笑。が、アルペジエイター(アルペジオ=コードに合った音列を自動で演奏してくれる)の機能が充実しており、当時楽理の知識もロクになかったワタクシは、鍵盤ひとつ押すだけで繰り広げられる、そのめくるめくメロディ・ラインの世界に虜になったのでありました。
ちなみになぜKORGのKARMAだったの?という話ですが、当時DTMビギナーだったワタシは、「シンセって何買ったら良いの?」と右も左もわからず、悪友の1人であるハウスのトラックメイカーの田中洋兵くんに色々教えてもらい、ヤフオクでKARMAをゲットしたのであります。
余談ですが、コンピューター・ミュージックに触れる契機となったマシンは、(そういう経験のある方には思い出深いかと思いますが)ワタクシの場合はこちらです。
BOSSのDR-5というリズム・マシンで、高校1年(2000年)のとき、中古品を当時なけなしの4,000円で買ったのは良いのですが、取扱説明書が付いておらず、結局もう4,000出して説明書を取り寄せた思い出深いマシンです、、
(今じゃネットで無料ダウンロード出来て、良い時代になったと思います。)
こちら、基本はリズム・マシンなんですが、ステップ入力でコードや音階も打ち込めるので、高校時代ずーっとコレで遊んでました。(コレ、ちょっとわかりにくいですが、5 x 5の丸いボタンがギターのフレットと弦の位置に対応していて、一応、ギタリストのユーザーを想定して作られたような記憶が、、)
これで楽曲作ると言っても実際は、
「ボタン押して音打ち込んで次のステップに行って、またボタン押して打ち込んで、ベロシティ(音の強弱)設定して、、、そしたらドラムトラック打ち込んで、、、」
という相当地味な作業です。
今これで曲作れ、と言われたら発狂するレベルです、、
あれから18年、赤子が高校生になる月日が立って、うち8年間は会社員としての生活なので最新のDTM情報にキャッチアップ出来てないかもしれませんが、それでもこの18年のテクノロジーの進化はなんかもう、高校時代の自分には想像つかないレベルと思います。
昔の話を思い出したら余談が長くなりました、すいません。
しばらくの間、楽曲制作の相棒だったこのKORGのKARMAを色々いじって作った曲がこちらです。
ピアノとギターのための二重奏(Apple Music)
ピアノとギターのための二重奏(Amazon)
ピアノとギターのための二重奏(Sportify)
アルペジエイターそのまんまですと、どうしても機械的というか、無機質な感じになるので、曲名も初見の人が見たらクラシックの曲??と勘違いしてもらえるような形にして見ました。
お楽しみいただけたら幸いです。
遍く人に、NUMBOUTDUB EXPERIENCEを、
豊島 考作





悪友田中洋兵くんから「SportifyじゃなくてSpotifyだよ」と指摘が、、
すいません、今の今まで、「なんでスポーティファイってみんな言わないんだろう、、スポーティに音楽聴くサービスなんじゃないの?」と思ってました。